げんき」という雑誌に我が家の壁画が掲載されました。奥様のボスに家の写真を見せたところ気に入ってくれて表紙にしてくれたようです。以下先生の考察です。
「表紙の絵は、一家4名(父、母、子ども2名)」がコロナに感染。その自宅療養中に姉(3歳9ヶ月)と弟(1歳10ヶ月)が部屋の漆喰壁全体に描いた線描、俗に云う落書きです。子どもが子どもの世界を十二分に生ききっている記念すべき素晴らしい壁画の誕生です。とめることなく、とことん描かせたご両親にあっぱれと拍手を送ります。
現代美術作家が恣意的出ない線、技が作用しない線を求めて格闘するなかで、幼児の描く線描に魅入られました。日本の現代美術をリードした斎藤義重のアトリエの外壁には、子どもの大きな落書きが描かれていました。児童美術の大先達チゼックも落書き等から子どもの美術の独自性を確立しました。裏表紙の遊び=造形活動の写真も、自由が最大限に保証された保育園で、2人ともに自分の遊びたい遊びに没頭して意欲的です。」
長谷光城